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〒920-8640
石川県金沢市宝町13-1
13-1 Takaramachi, Kanazawa City, Ishikawa Prefecture 920-8640
医局長 佐藤保則
Tel 076-265-2199
mail sato-ya@med.kanazawa-u.ac.jp
事務担当 髙橋健太
Tel 076-265-2197
mail ktakahashi@staff.kanazawa-u.ac.jp
この度、平成26年5月1日付けをもちまして、病理学教室(病理学第二)を担当する教授に就任いたしました。多くの方々に支えられての就任であり、皆様には心より感謝申し上げます。初代の杉山繁輝教授、二代目の石川太刀雄丸教授、三代目の太田五六教授、四代目の中沼安二教授に続いて、私は五代目の教授となります。中沼前教授が築き挙げた肝臓病理学の伝統と継承に加えて、金沢大学病理を支える一講座として、分子細胞病理教室(大井教授)、金沢大学附属病院病理部(池田准教授)とともに尽力してまいりたいと思います。
私は大阪出身で、平成3年に金沢大学医学部卒業後、直ちに中沼教室の大学院生となり肝胆道系を中心とした人体病理学を学びました。平成6年からは米国カルフォルニア大学Davis校リウマチアレルギー臨床免疫学教室に留学する機会を頂きました。原発性胆汁性肝硬変(PBC)のミトコンドリア抗体の主要対応抗原であるPDC-E2の同定とクローニングで有名なGershwin教授のもとで約一年半、PBCの病態解析に従事しました。私にとって純粋な基礎研究に没頭し、多数の研究者から教えを頂いたとても貴重な留学であり、その後の研究に取り組む上でなくてはならない経験をさせていただきました。帰国後も、中沼先生のもとでPBCを含めた肝胆道系疾患の病理学的解析に従事し、現在に至っております。
病理学 Pathology は医学の中では、最も歴史の古い学問の1つであり、その存在意義と役割が常に問い続けられている学問でもあります。現代病理学では、主として疾患の原因とその成り立ちを研究し、さらに病理診断業務を通じて臨床医と共に患者さんの治療方針や予後を考える研究診断分野と言えます。
私達の研究室(金沢大学医学部第2病理学、平成14年4月から金沢大学大学院医学研究科形態機能病理学)では、診断業務、研究、教育を行っています。