研究内容

病理学的観点から肝臓の病態生理を追求し、肝臓病に対する新しい治療への開発に寄与することを基本的目的としている。
特に肝内胆管に焦点をあて、肝内胆管癌の発癌機構、原発性胆汁性肝硬変などの原因不明な胆道系疾患の病態生理について、免疫病理学および分子病理学的解析を進めている。
また、今世紀医学界の最大の課題である再生医学の確立に向け、ヒト肝臓のstem cellの探求も始めている。

研究対象疾患

  1. 肝内胆管癌の発癌機序と免疫回避機構の解明
  2. 原発性胆汁性肝硬変、肝内結石症、特発性門脈圧亢進症の病態および病因の解明
  3. 胆管細胞の生理的および病的機能の解析
  4. 先天性胆管形成異常の病態解明と実験モデルの確立
  5. ヒト肝stem cell

研究グループの成り立ち

  • 国際共同研究(カリフォルニア大学デービス校・モナシュ大学等)
  • 学内共同研究(第1内科・第2外科・放射線科等)
  • 国内他大学との共同研究(名古屋大学・長崎大学・佐賀大学・北海道大学・徳島大学 等)